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大人の自閉スペクトラム症(ASD)の軽度の特徴。大人になって会社や日常で生活する中の困難、困りごととは。

2023年6月5日

私自身の診断テストによる結果が、極端な数値を示すまでではなかったため、私の状態を踏まえてご紹介するために「軽度」と表現させていただいて、自閉スペクトラム症(ASD)のことをご紹介させてただいております。

自閉スペクトラム症(ASD)の軽度の人に見られる症状・特徴とは~私自身の症状・特徴もご紹介~

今回は、

大人の自閉スペクトラム症(ASD)の軽度の特徴。大人になって会社や日常で生活する中の困難、困りごととは。

という内容でご紹介いたします。

発達障害を持っていても、比較的軽度で子供のときに周りに気が付いてもらえなかったり、「コミュニケーションが苦手だな・・・」と思いながらも、自分自身でも発達障害だと気が付いておられない場合は、今回ご紹介していくようなことで困難や困りごとがおきているかもしれないので、よかったらご参考にされてください。

大人の自閉スペクトラム症(ASD)の軽度の特徴

大人の自閉スペクトラム症(ASD)の特徴は、個人によって異なりますが、一般的な傾向として以下のようなものがあるといわれています。

この特徴がどれくらいあるか、困難レベルや日常へどれくらい支障がでているかによって、障害の程度は違うと思います。

昔から人間関係が苦手・構築できない、コミュニケーションが苦手、コミュニケーションスキルを学んでもうまく生かせないなどの方は、もしかしたら、大人の自閉スペクトラム症(ASD)の傾向がある可能性もあるかもしれないので、ご参考にされてみてください。

*もちろん、自閉スペクトラム症(ASD)に該当するかどうかについては、発達障害専門の医療機関などで検査・診断をうけてくださいね。

社会的な特徴

社会的相互作用の難しさ:他人とのコミュニケーションや対人関係が難しいことがあります。

非言語的コミュニケーションの課題:身振りや表情、視線の交流などでコミュニケーションが苦手なことがあります。

社会的相互理解の困難:他人の感情や意図を理解することが難しいことがあります。

言語とコミュニケーション

・コミュニケーションにおけるリズムや対話の調整が苦手なことがあります。

一部の興味に対して熱心な話し方をする傾向があるかもしれません。

言葉の使用や理解に特定の制約がある場合があります。

興味・関心・活動の特異性

特定の興味関心が非常に強いことがあります。

ルーティンや習慣にこだわる傾向があることがあります。

五感の感覚過敏や感覚過鈍がみられることがあります。

大人の自閉症スペクトラム症の軽度の困難・困りごと

では、子供のときに発達障害と診断される機会がなかったり、自分自身でも気がついていない場合は、大人になるとどんな困難が日常でおこりがちなのでしょうか。

大人になると、子供の頃とは異なる環境や社会的な要求が増えるため、以下のような問題や困難が生じることがあります。

就労環境での困難

職場での社会的な相互作用やコミュニケーションの課題が生じる可能性があります。また、職場のルーティンや柔軟性の要求に対処するのが難しいことがあります。

ソーシャルサポートの必要性

自閉スペクトラム症(ASD)の特性により、ソーシャルサポートが必要になる場合があります。家族や友人、専門家のサポートを受けること、それによって会社などの人の理解を得ることで生きやすくなる可能性があります。

ストレスとメンタルヘルスの問題

社会的な状況やコミュニケーションの困難さにより、ストレスが増加することがあります。その結果、うつ症状や不安障害などのメンタルヘルスの問題が二次的に生じる可能性があります。

日常生活での課題

自己管理や日常生活スキルの習得に苦労することがあるかもしれません。

デートやパートナーシップの難しさ

ロマンティックな関係やパートナーシップを築くことにおいて、コミュニケーションの課題や異なる社会的期待に対処することが難しいことがあります。


すでに自閉スペクトラム症(ASD)とわかっている場合でも、その発達障害の特性ゆえに上記であげた困難は起こりがちですが、専門の医療機関で診断をうけている場合は自分自身で自覚があるために対処方法を学んだり周りからのサポートをお願いすることもできます。

私自身がそうでしたが、自分自身は人間関係などでいつも困って苦しんでいるのに、子供の頃に周りが気が付くことがなかったり社会に出ても何とか適応していたため、最初の発達障害の検査では結果が明確にでませんでした。

日常では周りの方からコミュニケーションがうまくいかなくて誤解を受ける(性格が悪い・人間性が低いと思われる)ことがとてもつらかったです。

まとめ

今回は、

大人の自閉スペクトラム症(ASD)の軽度の特徴。大人になって会社や日常で生活する中の困難、困りごととは。

という内容でご紹介しました。

ご紹介してきた自閉スペクトラム症(ASD)の特徴や社会や日常で起こる困難なことに対処するために、自己理解やスキルの習得、適切なサポートネットワークの構築が大切になります。

専門家の支援や自閉症の特性を理解している人々との交流が、大人の自閉スペクトラム症(ASD)の方が社会的に満たされた生活を送る上で役立つことがありますので、「発達障害の傾向があるのではないか」と思われる方は、自分自身が生きやすくなるために一度専門の医療機関で検査をうけてみてはいかがでしょうか。

最後に

障害があると分かったとき、ご自身の希望に応じては、職場などに障害を開示して理解を求めることで働きやすくしていくこともできます。

一般的に転職支援機関で有名なdodaさんでは、

障害者の就職・転職なら【dodaチャレンジ】

として、障害特性に合わせた転職支援もされています。
大手・優良、外資系、ニッチトップ企業まで幅広い求人をもち、 障がいの種類(身体・精神・知的)も幅広くサポートされていますのでまずは登録されてみてください。
(障害者手帳申請中でも登録はできます。事前に登録しておき手帳を取得でき次第、障害の等級などを登録し、転職サポートを開始できます。)

大手企業は福利厚生がよいのも魅力。障害者雇用枠やその企業の特例子会社に雇用されるとその企業の福利厚生が一般の従業員と同様に適用される場合があると聞きます。もちろん、その企業の方針や個々の障害に応じた契約状況も関係しますが、大手企業に就職を目指すことは”障害者”であることを上手に活用して労働条件のよい就職をする1つの方法になるかもしれません。

また、

障害だけでなく、ストレスで体調を崩してしまって通常の就活ができない・うつ病などの疾患を患った場合などの時は「就労移行支援」に通所する選択もあります。就労に向けて自分に必要な経験・スキルを積んだり、配慮ある職場への就職を目指す・就職後もサポートを受けながら安定して働くことを目指していくための場所です。

私が住んでいる県では、この1-2年でも就労移行支援の機関が増えている様子。
それぞれの就労移行支援事業所によってカリキュラム内容や特徴が異なるので、通所可能なエリアの就労移行支援をいくつかピックアップして実際に就労相談をしたり事業所見学をし、自分にあったプログラムや雰囲気の合う事業所を選ぶことが大切です。

ちなみに私は、5つの就労移行支援事業所に連絡をし、すべての事業所に就労相談と事業所見学をしてから自分に合う就労移行支援事業所を決めました。

就労移行支援とは

就労に困難を抱えている方のために、一般企業への就職を目指していくためのサポートを行っているところです。
利用するためには、診断を受けた医療機関の医師より「意見書」または「診断書」などを頂き、それをもって地域の福祉課などに申請。申請が通れば利用することができます。

利用料については前年の世帯収入に応じて区分されます。

LITALICOワークスさんホームページより


訓練期間は最長で2年間。週5日の通所を目指してカリキュラムを受けながら働く基礎を整えたり、応募書類作成・面接対策、個別面談、企業訪問への同行などのサポートをうけ就職を目指します。就職後は定期的に面談などのサポートを6カ月受けることができ、それが経過した後は最長で3年間の定着支援を受けることができます。
訓練の内容は機関ごとに内容・特徴が異なりますが、通所することで生活指導・ストレスマネジメント・ソーシャルスキルマネジメントなどのプログラムを学んだり、WordやExcelなどのビジネススキルを学んだり、中にはITに特化して学ぶことができる事業所もあります。


たとえば、このような就労移行支援を行う中でも上場しておられて規模も大きくされているのは

障害者のための就労移行支援事業所 LITALICOワークス

さん。

私が実際に見学訪問したLITALICOさんの事業所では、公認心理士の資格をもった方が施設の責任者をして管理される環境の中で運営されていました。サポートしてくださるスタッフの方も、異業種からの転職されてきた方もおられ、いろんな社会経験を生かして一般企業への就労サポートをされているのかなと感じました。

また、同じように上場されている就労移行支援機関さんには

お仕事復帰や自立を全力サポート | 就労移行支援のCocorport(旧社名:Melk)

さんもあります。

Cocorportさんでは500種類以上の多種多様なプログラムを提供されており、 特に、就職後の安定した職場定着を見据え、 コミュニケーションスキルやストレス耐性を身に付けるトレーニングに力を入れておられます。 多くのプログラムが受講できることで、WordやExcelなどのビジネススキル、ビジネスマナー、SSTなどのグループワークを通して、自分の課題を見つけ対策を取れたり就労の準備ができるのは魅力的です。


障害があるなどのために

  • 仕事が長く続かない
  • 人間関係が苦手
  • ストレスの対処法がわからない
  • 働く自信がない、怖い
  • 働きたいけれど何から始めればいいのかわからない
  • 企業に就職するスキルを身に着けたい
  • 自分にあう仕事や職場をみつけたい
  • 面接が不安、応募書類の書き方で困っている

と悩んでおられる方は、

就労移行支援

障害者のための就労移行支援事業所 LITALICOワークス

さんなどにまずは就労相談をしたり、実際に事業所見学をしてから自分に合う就労移行支援を選び、そこに通所しながら就労を目指したり、

障害者手帳を取得できてからは、大手企業の障害者求人の取り扱いをされている

障害者の就職・転職なら【dodaチャレンジ】

さんに登録して、障害者雇用がある企業紹介も受けながら就職活動を進めていかれてはいかがでしょうか。

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