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大人の発達障害の私。発達障害専門家主催の研修会に参加。

2024年2月4日

41歳の時に自閉スペクトラム症(ASD)の発達障害があるとわかり大人になってから発達障害が分かった私。現在は、これまでの生き方を見直し障害に理解ある職場で働くことを目指して就労移行支援に通所して障害者雇用で働く準備をしています。

そんな私が、今回は専門家の方が講演いただける「就労と大人の発達障害~自己理解をどう支援していくか~」というセミナーに初めて参加させていただきました。

今回は

大人の発達障害の私。発達障害専門家主催の研修会に参加。

と題してご紹介して行きます。

私は発達障害がある当事者として参加したのですが、とても参考になるセミナーでしたのでその一部だけでも皆様の参考になると幸いです。

発達障害専門家会議主催の研修会に参加

今回は、発達障害の課題に取り組む各分野の専門家による会議(略称:議発達障害専門家会議)さん主催の研修会に参加させていただきました。

参加されるのは、支援に関わる方、発達障害の方がおられるご家族が主のようでしたが、
申し込みフォームでは発達障害当事者も選択ができたので参加申し込みすることに。

昨年、発達障害があるとわかった私は、現在は障害者雇用での就労を目指して就労移行支援に通所したり、障害者手帳を取得したり、障害者職業センターで適性の検査を受けたりしながら自己理解を深めてています。

これまで健常者として生きてきただけに、自分自身の発達障害や障害者として生きることについて徐々に視野を広めていますが、実際に支援されている専門家の方のお話を聞く機会はこれが初めて。

大人の発達障害”とタイトルあるだけに、「もっと自分の人生を生きやすくするための何かのヒントがあれば」と興味津々で参加させていただきました。

大学の先生や診療クリニックの先生が講演

冒頭のチラシにあるように、講師2名の方は、大学の准教授の方や心療クリニックの院長先生が登壇してくださいました。

私が特に興味深く拝見したのは、大学で障害学生支援室を運営されている准教授の平野先生がパワーポイントを使って、定型発達・知的障害・発達障害の三つに分けて学習の仕方のパターン・スピードを表してくださったものを見た時です。

私は自閉スペクトラム症ASDで、知能検査の部分では情報処理のIQだけが80台前半で低めです。このことは少し前まではわかっていなかったので、これまで普通の人と同じように物事を理解出来ない事・順序よく理解していけない事・特定の部分については習得が遅い・早いこともあることに悩んできました。

そういったことがあったので、平野先生が発達障害のパターンを見せてくださったとき、「そうそう多分こんな感じ!」と、自分自身の脳の動きが表されているような気がして、「やっと理解してくれる人がいた」と涙が出ました。

今回の平野先生の講演では、”大人の発達障害”と言っても20歳前後の学生さんを支援されてきた中でのご経験と現状・これからの支援に対して必要な対策などのお話でしたので、私のように40歳前後になって発達障害がわかった人向けの内容ではなかったのですが、自己理解が深まる部分があり有意義な講演でした。

ASDやADHDの人は、考えていることがまとまらないから外に言葉を出せない人が多い。少しずつ言葉を出していくことが大切。

と平野先生。

私も、大学生のときまさにこの状態。伝えたいことを順序良く伝えようとして、結局何を話そうとしていたのかを忘れてしまうこともしばしばでした。そんな自分に落ち込む日もあり、思い出してまた涙。

社会で生活していくために、最も大切なことは、自分の生活ベースを安定させること。そのためには”自己理解”が大切。

とさらに平野先生のお言葉が続きました。

感覚過敏などがあるけれど自覚がなかった私は、働く環境などによって影響を受け生活が乱れがちでした。「みんなストレスがあり、社会に出て働くって大変なことなんだ」と思っていましたが、今振り返ると、休日までもぐったりして楽しむ気力もない期間も長くありました。

もっと早くそんなことに気が付いていれば・・・。発達症がもっと早くわかり、自己理解が出来て、対処や環境選択ができていたらと思うと、苦しい過去の思い出も頭をよぎりました。


最後に、平野先生は「実は大学の先生にはASD傾向の方が多いんですよ」と言われていました。大人になって発達障害がわかった私は発達障害傾向があっても適職を見つけることができれば働いていくことができる例を挙げていただいたような気がしてとても嬉しくなりました。

まとめ

今回は

大人の発達障害の私。発達障害専門家主催の研修会に参加。

と題してご紹介させていただきました。

私のようにかなり大人になってから発達障害が分かり、これからの人生の方向転換をしようとしている者としては、また機会があれば発達障害の課題に取り組む各分野の専門家による会議(略称:議発達障害専門家会議)さんの研修会に参加させていただきたいなと思いました。

ちなみに、今回の研修会の後には事前申し込みにて無料相談会もされていました。次回の予定をお聞きしたところ、2024年11月に予定はあるとのことでした。

皆様の参考になると幸いです。

最後に

私はこれまで健常者として働いてきましたが、現在、就労移行支援に通所したり障害者手帳を取得したりしながら、”障害者”として生きることに切り替えをしています。

障害があると分かったとき、ご自身の希望に応じては、職場などに障害を開示して理解を求めることで働きやすくしていくこともできます。

一般的に転職支援機関で有名なdodaさんでは、

障害者の就職・転職なら【dodaチャレンジ】

として、障害特性に合わせた転職支援もされています。
大手・優良、外資系、ニッチトップ企業まで幅広い求人をもち、 障がいの種類(身体・精神・知的)も幅広くサポートされていますのでまずは登録されてみてください。
(障害者手帳申請中でも登録はできます。事前に登録しておき手帳を取得でき次第、障害の等級などを登録し、転職サポートを開始できます。)

大手企業は福利厚生がよいのも魅力。障害者雇用枠やその企業の特例子会社に雇用されるとその企業の福利厚生が一般の従業員と同様に適用される場合があると聞きます。もちろん、その企業の方針や個々の障害に応じた契約状況も関係しますが、大手企業に就職を目指すことは”障害者”であることを上手に活用して労働条件のよい就職をする1つの方法になるかもしれません。

また、

障害だけでなく、ストレスで体調を崩してしまって通常の就活ができない・うつ病などの疾患を患った場合などの時は「就労移行支援」に通所する選択もあります。就労に向けて自分に必要な経験・スキルを積んだり、配慮ある職場への就職を目指す・就職後もサポートを受けながら安定して働くことを目指していくための場所です。

私が住んでいる県では、この1-2年でも就労移行支援の機関が増えている様子。
それぞれの就労移行支援事業所によってカリキュラム内容や特徴が異なるので、通所可能なエリアの就労移行支援をいくつかピックアップして実際に就労相談をしたり事業所見学をし、自分にあったプログラムや雰囲気の合う事業所を選ぶことが大切です。

ちなみに私は、5つの就労移行支援事業所に連絡をし、すべての事業所に就労相談と事業所見学をしてから自分に合う就労移行支援事業所を決めました。

就労移行支援とは

就労に困難を抱えている方のために、一般企業への就職を目指していくためのサポートを行っているところです。
利用するためには、診断を受けた医療機関の医師より「意見書」または「診断書」などを頂き、それをもって地域の福祉課などに申請。申請が通れば利用することができます。

利用料については前年の世帯収入に応じて区分されます。

LITALICOワークスさんホームページより


訓練期間は最長で2年間。週5日の通所を目指してカリキュラムを受けながら働く基礎を整えたり、応募書類作成・面接対策、個別面談、企業訪問への同行などのサポートをうけ就職を目指します。就職後は定期的に面談などのサポートを6カ月受けることができ、それが経過した後は最長で3年間の定着支援を受けることができます。
訓練の内容は機関ごとに内容・特徴が異なりますが、通所することで生活指導・ストレスマネジメント・ソーシャルスキルマネジメントなどのプログラムを学んだり、WordやExcelなどのビジネススキルを学んだり、中にはITに特化して学ぶことができる事業所もあります。


たとえば、このような就労移行支援を行う中でも上場しておられて規模も大きくされているのは

障害者のための就労移行支援事業所 LITALICOワークス

さん。

私が実際に見学訪問したLITALICOさんの事業所では、公認心理士の資格をもった方が施設の責任者をして管理される環境の中で運営されていました。サポートしてくださるスタッフの方も、異業種からの転職されてきた方もおられ、いろんな社会経験を生かして一般企業への就労サポートをされているのかなと感じました。

また、同じように上場されている就労移行支援機関さんには

お仕事復帰や自立を全力サポート | 就労移行支援のCocorport(旧社名:Melk)

さんもあります。

Cocorportさんでは500種類以上の多種多様なプログラムを提供されており、 特に、就職後の安定した職場定着を見据え、 コミュニケーションスキルやストレス耐性を身に付けるトレーニングに力を入れておられます。 多くのプログラムが受講できることで、WordやExcelなどのビジネススキル、ビジネスマナー、SSTなどのグループワークを通して、自分の課題を見つけ対策を取れたり就労の準備ができるのは魅力的です。


障害があるなどのために

  • 仕事が長く続かない
  • 人間関係が苦手
  • ストレスの対処法がわからない
  • 働く自信がない、怖い
  • 働きたいけれど何から始めればいいのかわからない
  • 企業に就職するスキルを身に着けたい
  • 自分にあう仕事や職場をみつけたい
  • 面接が不安、応募書類の書き方で困っている

と悩んでおられる方は、

就労移行支援

障害者のための就労移行支援事業所 LITALICOワークス

さんなどにまずは就労相談をしたり、実際に事業所見学をしてから自分に合う就労移行支援を選び、そこに通所しながら就労を目指したり、

障害者手帳を取得できてからは、大手企業の障害者求人の取り扱いをされている

障害者の就職・転職なら【dodaチャレンジ】

さんに登録して、障害者雇用がある企業紹介も受けながら就職活動を進めていかれてはいかがでしょうか。

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