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大人の発達障害。転職回数が増えてしまう5つの理由。

2023年12月2日

発達障害があると転職回数が増えてしまうのでしょうか。

41歳のときに、自閉スペクトラム症(ASD)と診断され大人になって発達障害があると分かった私。
診断を受けるまでは、大学を卒業してから約20年は健常者として働き一般就労してきました。

発達障害があるとわかったことでも踏まえてこれまでの転職歴を振り返ってみると、自分の希望で転職をしたこともありましたが、職場に慣れることができなかったり人間関係に悩んだことなどが転職に繋がった部分も大きくあったと感じます。

今回は

大人の発達障害。転職回数が増えてしまう5つの理由。

と題してご紹介していきます。

私は発達障害専門家ではないので自分が得た知識やこれまでの経験でご紹介していきますが、皆様の参考になる部分があれば幸いです。

転職をする根本原因を知る必要性がある

私は、”転職することは悪いことではない”と思っています。

転職をすることでキャリアアップをして収入増やしたり、自分が望む環境や待遇で働くことが可能になる場合もあるからです。

世間では転職回数が多いと問題があるように見られる傾向はあるかもしれませんが、”転職”には大きくわけて2種類のパターンがあると思います。

1種類目
・キャリアを積みながらさらに自分の目標のために行う転職
・実績やキャリアがあるからこそ外部から声がかかってできる転職

2種類目
・職場や業務への不満を持ったり、職場環境に適応できないことが原因で行う転職
・会社都合などにより転職せざるを得ない状況になったことが原因の転職


すごくお仕事が出来る方やハイクラスの方は1種類目のパターンで、次々と会社に呼ばれて転職をされる様子も私は見てきた経験があったり、自分自身も経歴を生かすことで収入を増やせたり転職自体にはあまり困らずに働いてきたので、”転職をする””転職回数が多い”こと自体は問題ではない場合があると思います。

ご自身の目標のために望んでで転職をする・キャリアを買われて引き抜きなどの声がかかり転職に繋がるということは、良い事だと思います。

ただ、2種類目のパターンのように、何らかの望まない状況が転職する原因になっていくこと、それを繰り返すことは、転職そする際に支障になる場合があるので好ましいことではないと思います。

発達障害がある場合、(その障害の種類や程度などにもよりますが)その障害特性ゆえに、就労を継続していくことが難しく転職する原因になることがあります。

ちなみに私は、41歳で自閉スペクトラム症(ASD)の診断を受けるまで、発達障害の可能性を疑いながらも、自分の能力やスキルの低さ・努力不足・個性や性格だけに問題があると思い、自分の時間でコミュニケーションや仕事の勉強をしたり資格取得などをしてなんとか社会に適応しようとしていました。

でも、いつも、職場で苦しくなるパターンは同じ
仕事の成績は評価され収入は低くはなかった時期が多いかもしれませんが、
・人間関係はうまくいかなくなる・どうしていいかわからない
・初めての仕事をするときはいつも人より時間がかかる
・多くの人と同じなどで変化の多い環境などでは、イライラしてしまう
・周りを察することに鈍い
・仕事として正しいと思うことはストレートに伝えがち
・勤続年数が経過してもむしろ社内で浮いてしまう
などがあり、周りから距離を置かれたりイライラされていることがわかってくると居づらさが増してしいました。

そうはいっても、自分でもいろんな努力をして適応しようとしてきただけに、環境や人が悪いのだと長年思っていました。

しかし、30代半ばになってから

職場が変わったり年齢が上がっても同じことで苦しんでいるパターンを繰り返す自分がいる
・それをなんとかしようと対処してもキャパオーバーになって対処しきれない

ことに気が付くと、転職をする根本的理由は、自分自身のもっと根本的な部分にあると気づきました。

その”自分自身のもっと根本的な部分”が、”発達障害かもしれない”ということであり、その後、専門の医療機関で検査を受けて診断された”自閉スペクトラム症(ASD)であった”ということでした。

だから、転職すること自体は悪いことではないけれど、根本に自分自身の苦しさや困りごとから転職している背景があるなら、その根本原因をきちんと確認することが大切です。

発達障害があると分かった場合、障害に理解がある職場や障害特性に合う環境で働くことで継続的な就労の可能性を高めていくことができるかもしれないのだから。

発達障害があると転職回数が増えてしまう5つの理由

発達障害を持つ人が転職回数が増える原因は、障害の種類や程度、個人の適性や能力などみも関係するためい多岐にわたると思います。

”発達障害”という大枠でみたときには、以下のような5つの理由があるのではないでしょうか。

社会的適応の難しさ

発達障害のある人は、他者とのコミュニケーションや社会的な場や雰囲気の理解が難しい場合があります。これにより、職場での人間関係やチームワークに問題が生じ、転職を考えるようになる・転職を余儀なくされることがあります。

集中力や遂行力の欠如

発達障害により、現状のタスクの遂行や計画的な目標の設定と実行に難しさを抱えることがあります。これが仕事の成果やパフォーマンスに影響を与え、雇用主からの評価が低くなることが転職の要因になる場合があります。

変化への適応の困難さ

発達障害のある人は、新しい環境やルーチンの変化に適応するのが難しい場合があります。新しい職場や仕事のスタイルに順応できず、ストレスや不安を感じることが転職の原因になることがあります。

感覚過敏や刺激過多

発達障害を持つ方は、感覚過敏や刺激過多に敏感であることがあります。騒音や明るい光などの環境要因がストレスや不快感を引き起こし、職場の環境に適応できなくなることが転職の理由になりることがあります。

適職の見極めの困難さ

発達障害を持つ人は、自身の特性や能力に合った適職を見極めるのが難しい場合があります。適切な職場環境や業務内容に合わない仕事に就いてしまいうと、それが転職を招く要因になります。


これらのことは、個々の状況や発達障害の種類などによって異なりますが、適切なサポートや理解を得ることで、就労の安定につながる可能性があります。

そのためにも、自分に発達障害があるかどうかを知ることはとても大切です。

まとめ

今回は

大人の発達障害。転職回数が増えてしまう5つの理由。

と題してご紹介させていただきました。

私の場合、長年うまくいかないこと・悩んできたことの根本原因には、発達障害があったことにありました。検査をして自分に発達障害があると診断を受けたことで、自分の障害特性に合った仕事にする・障害者雇用で働くなどの選択肢ができました。

私は発達障害専門家ではないので自分が得た知識やこれまでの経験でのご紹介でしたが、皆様の参考になる部分があれば幸いです。

最後に

障害があると分かったとき、ご自身の希望に応じては、職場などに障害を開示して理解を求めることで働きやすくしていくこともできます。

一般的に転職支援機関で有名なdodaさんでは、

障害者の就職・転職なら【dodaチャレンジ】

として、障害特性に合わせた転職支援もされています。
大手・優良、外資系、ニッチトップ企業まで幅広い求人をもち、 障がいの種類(身体・精神・知的)も幅広くサポートされていますのでまずは登録されてみてください。
(障害者手帳申請中でも登録はできます。事前に登録しておき手帳を取得でき次第、障害の等級などを登録し、転職サポートを開始できます。)

大手企業は福利厚生がよいのも魅力。障害者雇用枠やその企業の特例子会社に雇用されるとその企業の福利厚生が一般の従業員と同様に適用される場合があると聞きます。もちろん、その企業の方針や個々の障害に応じた契約状況も関係しますが、大手企業に就職を目指すことは”障害者”であることを上手に活用して労働条件のよい就職をする1つの方法になるかもしれません。

また、

障害だけでなく、ストレスで体調を崩してしまって通常の就活ができない・うつ病などの疾患を患った場合などの時は「就労移行支援」に通所する選択もあります。就労に向けて自分に必要な経験・スキルを積んだり、配慮ある職場への就職を目指す・就職後もサポートを受けながら安定して働くことを目指していくための場所です。

私が住んでいる県では、この1-2年でも就労移行支援の機関が増えている様子。
それぞれの就労移行支援事業所によってカリキュラム内容や特徴が異なるので、通所可能なエリアの就労移行支援をいくつかピックアップして実際に就労相談をしたり事業所見学をし、自分にあったプログラムや雰囲気の合う事業所を選ぶことが大切です。

ちなみに私は、5つの就労移行支援事業所に連絡をし、すべての事業所に就労相談と事業所見学をしてから自分に合う就労移行支援事業所を決めました。

就労移行支援とは

就労に困難を抱えている方のために、一般企業への就職を目指していくためのサポートを行っているところです。
利用するためには、診断を受けた医療機関の医師より「意見書」または「診断書」などを頂き、それをもって地域の福祉課などに申請。申請が通れば利用することができます。

利用料については前年の世帯収入に応じて区分されます。

LITALICOワークスさんホームページより


訓練期間は最長で2年間。週5日の通所を目指してカリキュラムを受けながら働く基礎を整えたり、応募書類作成・面接対策、個別面談、企業訪問への同行などのサポートをうけ就職を目指します。就職後は定期的に面談などのサポートを6カ月受けることができ、それが経過した後は最長で3年間の定着支援を受けることができます。
訓練の内容は機関ごとに内容・特徴が異なりますが、通所することで生活指導・ストレスマネジメント・ソーシャルスキルマネジメントなどのプログラムを学んだり、WordやExcelなどのビジネススキルを学んだり、中にはITに特化して学ぶことができる事業所もあります。


たとえば、このような就労移行支援を行う中でも上場しておられて規模も大きくされているのは

障害者のための就労移行支援事業所 LITALICOワークス

さん。

私が実際に見学訪問したLITALICOさんの事業所では、公認心理士の資格をもった方が施設の責任者をして管理される環境の中で運営されていました。サポートしてくださるスタッフの方も、異業種からの転職されてきた方もおられ、いろんな社会経験を生かして一般企業への就労サポートをされているのかなと感じました。

また、同じように上場されている就労移行支援機関さんには

お仕事復帰や自立を全力サポート | 就労移行支援のCocorport(旧社名:Melk)

さんもあります。

Cocorportさんでは500種類以上の多種多様なプログラムを提供されており、 特に、就職後の安定した職場定着を見据え、 コミュニケーションスキルやストレス耐性を身に付けるトレーニングに力を入れておられます。 多くのプログラムが受講できることで、WordやExcelなどのビジネススキル、ビジネスマナー、SSTなどのグループワークを通して、自分の課題を見つけ対策を取れたり就労の準備ができるのは魅力的です。


障害があるなどのために

  • 仕事が長く続かない
  • 人間関係が苦手
  • ストレスの対処法がわからない
  • 働く自信がない、怖い
  • 働きたいけれど何から始めればいいのかわからない
  • 企業に就職するスキルを身に着けたい
  • 自分にあう仕事や職場をみつけたい
  • 面接が不安、応募書類の書き方で困っている

と悩んでおられる方は、

就労移行支援

障害者のための就労移行支援事業所 LITALICOワークス

さんなどにまずは就労相談をしたり、実際に事業所見学をしてから自分に合う就労移行支援を選び、そこに通所しながら就労を目指したり、

障害者手帳を取得できてからは、大手企業の障害者求人の取り扱いをされている

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