前回までのブログでは、自閉スペクトラム症(ASD)を診断していくまでのポイントや注意点、実際に私が診断を受けることにたどり着くまでの失敗談を踏まえた経緯をご紹介していきました。
今回は、私自身の診断テストによる結果が、極端な数値を示すまでではなかったため、私の状態を踏まえてご紹介するために「軽度」と表現させていただいて、自閉スペクトラム症(ASD)の軽度の人に見られる症状・特徴をご紹介していきます。
自閉スペクトラム症(ASD)の軽度の人に見られる特徴や症状
自閉スペクトラム症(ASD)は、個人によって症状や特徴が異なる幅広い状態を指します。自閉スペクトラム症(ASD)の軽度の人に見られる特徴や症状のいくつかをご紹介しますが、
これらは一般的なものであり、その症状や特徴の程度も個人差がありますのでご了承の上でご参考にされてください。
社会的な相互作用の困難
他の人との社会的な相互作用やコミュニケーションに困難を抱えることがあります。例えば、適切な視線の使い方やジェスチャーの理解に苦労することがあります。
社会的な相互作用の制約
人との関係を構築したり、友人関係を維持したりするのが難しい場合があります。また、他の人の感情や意図を読み取ることにも苦労することがあります。
興味の狭さと反復行動
特定の興味や活動に強い関心を持ち、それに没頭することがあります。また、反復行動や習慣の形成にも傾向があります。例えば、特定のトピックについての深い知識を持つことや、物事を特定のパターンや順序で行うことが好きです。
柔軟性の欠如
予期せぬ変化に対する柔軟性に欠けることがあります。予定の変更や新しい環境への適応に苦労することがあります。
感覚過敏や感覚低下
感覚に異常な反応を示すことがあります。一部の人は、光や音、触覚などの刺激に対して過敏な反応を示す一方、他の人は感覚刺激に対して低感度であることがあります。
自閉スペクトラム症(ASD)はスペクトラムとして捉えられるため、重度から軽度まで幅広い症状の範囲が存在します。ご自身の症状が”発達障害に該当するかどうか”は専門の医療機関での診断を受けて判断し、自分自身を理解することが必要です。
ちなみに、発達障害について詳しくご紹介されているCONNECTさんのYoutubeチャンネルは、私が今回再度医療機関で再診断をしていただこうとした際にとても参考にさせていただきました。各発達障害などの症状や困難なこと、就労についてなど詳しくご紹介されているので、気になるからはご覧になってみてくださいね(*^-^*)
私自身に当てはまる自閉スペクトラム症(ASD)の特徴や症状
私の場合、上記で挙げた項目のすべてが大人になるにつれより困難と自覚してきた特徴や症状でした。
今年2023年春に、大人になっても生きずらさが増す生活に耐えかねて、再度診断機関を探して診断テストを受けたことで、やっと自分が自閉スペクトラム症(ASD)の傾向があることが分かった私。
それまでには、今まで生きてきた生い立ちからの症状なのか、性格なのか、体質なのか、年齢が上がったことで更年期などが始まったのかと原因を追究し悩む日々でした。
私のこれまで、困難、生きずらさを感じてきたことは
- 場の雰囲気を察すること・暗黙の了解が理解できていないことがある
- 人の感情をくみ取ること、人間関係を築くことが苦手。一人ぼっちではないが溶け込めない。
- (自分が意図している場合もあるが)相手に通じないと思うと、はっきりと言葉で伝えてしまう。
- 仕事などに没頭してしまい、気が付くと人間関係を築くことが困難になってしまう。
- 職場などで音楽が流れていると(その音量や種類によっては)イライラしてしまう。
- 物事に臨機応変に対応することに苦手意識がある。ゆえに、何事も良く調べる。そこまで準備したので自分の調べている範囲で物事が進まないと不安やイライラしてしまう。
- 仕事の商談や女子トークなど複数人で会話するときに話に上手に入れない。
- 特に肌に触れる服などの材質が気になる。
- 私生活でも仕事でも、自分がやりやすい順序で進めていきたい。途中で人に声をかけられたり、予定が変更になること不安やイライラが出てしまうことがある。
- 1つのことに集中すると、数時間没頭してしまうことがある。
などがあり、「周りの多くの人たちとは違う気がする」と感じていました。
そんな中で、今年の春に上記でご紹介した発達障害について詳しくご紹介されているCONNECTさんのYoutubeチャンネルさんに出会い、自閉スペクトラム症(ASD)にの特徴や症状、日常や仕事で困難なことが詳細にわかったことで、「あの違和感も自閉スペクトラム症(ASD)だからなのかも!」とさらに発見していくことができ、再度診断を受けることに踏み切ることができました。
発達障害は、いくら似た症状があったとしても自分で判断することはできないものですので、専門の医療機関や支援機関などの方のネットの発信情報や書籍などの内容をもとに自分を分析して、自分自身が生きやすくなっていくために相談・診断を受けることが大切だと思います。
まとめ
今回は、自閉スペクトラム症(ASD)の軽度の人に見られる症状・特徴とは~私自身の症状・特徴もご紹介~という内容でご紹介させていただきました。
私自身の診断テストによる結果が、極端な数値を示すまでではなかったため、私の状態を踏まえてご紹介するために「軽度」と表現させていただいて、自閉スペクトラム症(ASD)の軽度の人に見られる特徴や症状をご紹介させていただきました。
1つの症状が同じでも程度が違っていれば「軽度」にはならない場合もあり、その生きずらさや苦しみは自分自身にしかわからないものです。
「自分自身が発達障害の傾向があるのではないか」と悩まれている方は、一度専門の医療機関や相談窓口などに問い合わせをしてみてください。
ながら就職活動を進めていかれてはいかがでしょうか。
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