発達障害がある方は”感情のコントロール が難しい”と聞くことがあります。
頭や心の中のことなので他人と比較するのが難いため、発達障害の診断を受けるまでははっきりとは気がつかなかった私。
完璧主義などの性格なのかと思っていましたが、子供の頃からの過去を振り返ると発達障害ゆえに感情処理が苦手なのではないかと気が付いてきました。
以前、こちらでも
大人の発達障害。年齢相応の感情コントロールが難しい5つの要因
長年”自分の機嫌をとることが一番難しい”と悩んできたくらい、自分自身の感情を整えることが難しいし、その状態で周りと関わることをとても苦しく感じてきたことをご紹介していました。
今回は
大人の発達障害。ASDの私が感情処理が苦手な5つの要因。
と題してご紹介していきます。
*私は、福祉関係の事業者でも、専門の医療機関に勤める者でもありません。ただ、41歳のときに長年生きづらさを抱えていた原因が自閉スペクトラム症(ASD)があるからでもあったことが検査を受けてわかりました。就労移行支援通所したり自分の障害の理解を深める中での経験を自分の経験をご紹介させていただいています。
皆様の参考になると幸いです。
発達障害がある私が感情の処理が苦手な5つの要因
私は41歳の時に、自閉スペクトラム症(ASD)と診断されました。
このほか、診断を受けた医療機関で受けた知能検査では「情報処理」の分野だけが80代でしたので、物事を同じように転記したりすることなどが苦手です。また、これに関連するのか、情報量の多い文章を読んで理解するのが苦手、幾つかの指示を一緒に記載されると理解や処理に時間がかかるなどの傾向があるので、学習障害の一部の傾向もあるのではないかと思います。
そんな私が、自分が感情の処理をスムーズにできない要因だと思うことをいくつかご紹介します。
感情がかき乱される
慣れたりパターンが見えてくるとまだよいのですが、初めてする物事を処理するには普通よりも時間がかかるタイプの私。その時点で焦りなどを感じながら処理しています。そして、やっと完了しても変更やミスがあるとまた時間がとられるので焦りがピークに。
1つの物事をするにも感情がかきみだされてしまい、柔軟な対応や臨機応変な対応がなかなかできない傾向があります。
固定概念が強くなる
初めて学ぶことなどが苦手は私は、その初めてのことを理解するために何度も読んだりしながら理解したり、似た物事にも視野を広めていきパターンなどを理解していきます。
普通であれば物事を深く理解するよりも、見るだけで「そういうことか」とシンプルに対応できる部分が、初めての事の理解力が低い傾向がある私は、上記のようなことまでしないと物事を理解できないことがあります。
そうして理解したことは、「よく知っている」と人から言われることも多いのですが、その物事が変化していることを追えていない場合は、固定概念のようになってしまいます。周りは浅く広く知り変化も認識しているけれど、自分は初期の深く狭い範囲を認識しその後の変化を知らない。その状況では、古いままの自分の知識が役に立たないことが増えてくる。そして、また学ばないといけない焦りと、先を行く人への嫉妬が出たり、自分へのふがいなさなどの感情に振り回されるようになります。
不安が強い毎日
日常のことから物事の処理が遅い・自分の順序で処理をしないとなかなかできない部分がある自覚がある私。
だから、日ごろから何かが起きたときへの不安が強い。日常のなんでもないときでも、何か起きた時のことを考えていることがあり、常に気が張っていたり不安感を抱えていたりします。
その中で、仕事やしなければならない用事などをなんとかこなしている状態では、感情も乱れやすくなっています。
変化の多い日常や人と過ごすストレス
IQの「情報処理」が低い傾向にある私は、自分自身の感情の処理も苦手なうえに、日常のささいなことも含めて周りで起こることに敏感だったり、人と行動することで気遣いなどをしすぎたり考えすぎて、いろんな「情報処理」に振り回されている状態にあります。
その中で、自分の状態が限界を超えてしまうと、イライラしたりムッとしてしまうことも。普通の人であれば、周りをもう少し自然に理解して当たり前のように処理していることができないということは、外の世界に常に振り回されている状態にあるのだと思います。
生きるために必要な”自分の世界”を邪魔される
”物事に過集中することができる”と私の発達障害の特性ではいわれますが、”過集中しないと物事が理解できない”という意味でもあると私は感じています。
ですので、その途中で声をかけれられたり変更されると、邪魔をされたように感じてイライラしてしまう。IQでいう「情報処理」が通常レベルの方は感じることはない感覚かもしれないのですが、なかなか理解できないことを頭の中で順序だてて理解している途中を乱されるということは、私の中ではとてもストレスに感じることがあります。
まとめ
今回は、
大人の発達障害。ASDの私が感情処理が苦手な5つの要因。
と題してご紹介させていただきました。
発達障害に起因した”感情のコントロール”の部分は、「発達障害である」と周りから理解いただけていない場合は、
”年齢が上がっているのに社会性がない”
”人として未熟である・問題がある”
などと誤解を受ける可能性もあるのではないかと思います。
ご自身の感情が乱され続けて、自分でもなかなか対処できない原因が、性格なのか、体調不良なのか、それとも発達障害など先天性のものがあるからなのかを知ることは、今後の人生をとても生きやすくしてくれるのではないかと思います。
発達障害の項目にあてはまるものがあったり、ご自身の中の葛藤や周りからの誤解で生きづらさを感じてきた方は、発達障害の検査を受けることで原因がわかることもあるかもしれません。
私の経験上の内容ではありましたが、参考になることがあれば幸いです。
最後に
発達障害がわかるまで、私はたくさん沢山悩んできました。
知り合いや友達、身近な人に相談しようとしても、自分自身で自分のことが理解できていなかったり、発達障害ゆえの対人関係の苦手さでできないこともありました。
生きていれば、身近な方には相談できないときもあったり、発達障害ゆえに相談できる人と常に繋がっていられないこともあるかと思います。
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