自閉スペクトラム症(ASD)の方は、コミュニケーションや人間関係の構築が苦手な傾向があると知ったとき、私自身を振り返ると「本当にそのことで悩んできた・・・」と思い納得しました。
すべてを発達障害のせいにするつもりはありませんが、30歳前後では悩みに悩み、コミュニケーションスキル取得にかなりの金額を使ったことがある私なだけに、発達障害も原因であると考えています。
今回は
大人の発達障害。ASDは"人間関係”が苦手な4つの理由。
と題してご紹介していきますので、参考にしていただけると嬉しいです。
*私は、福祉関係の事業者でも、専門の医療機関に勤める者でもありません。ただ、41歳のときに長年生きづらさを抱えていた原因が自閉スペクトラム症(ASD)があるからでもあったことが分かりました。現在は就労移行支援の事業所に通所し自分の障害について理解を深めながら自分の経験を踏まえてブログを書いています。
皆様の参考になると幸いです。
自閉スペクトラム症(ASD)の方が人間関係が苦手な理由
自閉スペクトラム症(ASD)の方は、
- 社会性やコミュニケーションに関連する脳の働きに発達段階で障害がでること
- 社会的なコミュニケーションがうまくとれない
- 行動や関心が狭い範囲に限定され、その中で繰り返しの多い様式がある
- 興味の対象が狭い範囲に限られていて、特定のことを繰り返すような行動をとる
などの障害特性がある傾向があるといわれています。
他人との会話や人間関係の構築が苦手である、友達がうまく作れない、表情やしぐさから相手の気持ちを読み取るのが苦手で、相手が傷つくことを悪気なく口にしてしまったりすることがある。また、興味の対象が狭い範囲に限られていて、特定のことを繰り返すような行動をとるのも特性としてある。
これらのことから、友達ができにくい、良好な人間関係が築けないといった問題が起こりがちになるようです。
*私は発達障害の専門家ではありませんので、自閉スペクトラム症(ASD)の特性を知りたい方は専門機関のサイトをみていただいたり、専門の医療機関に個別にご相談されてみてください。
自閉スペクトラム症(ASD)の私が人間関係が苦手な4つの理由
私自身が”人間関係が苦手”な理由と感じていることは、以下にご紹介していくようなことが具体的にはあります。
自分の感情の処理が苦手
発達障害が関係してか、私自身も自分の感情のコントロールには長年悩んできました。
性格なのか、体調不良も関係しているのか、女性ホルモンの関係なのかなど悩み、いろんな改善をしてきました。私自身の場合は発達障害が影響している部分も多いと年齢が上がった今はわかってきた気がします。
感情が乱れる原因は、自分自身のこともあれば、周りの人や環境などのこともあります。どちらにしても、感情が乱れがち・心が悶々としたことが多い状態では、自分を整えることができず、身近な人間関係などにも影響が出てしまっていました。
”人に振り回される”と感じてしまう
周りを察する能力・単純に見たもので状況を理解することが苦手な傾向があるので、常に自分では周りを意識しています。でも、その場面を見ていても微妙な場面も含めて理解できていないこともあります。
”普通”といわれる状態であれば自然に気が付けること・自然に対応したり調整していることができなかったり、タイミングがずれてくると、自分自身を責めたり相手が悪いように感じてしまうことがあります。こういったことがちょこちょこ起きてくると、人と過ごすこと自体が負担になってしまいます。
人の感情がわかりにくい・察することができない
周りを察する能力・単純に見たもので状況を理解することが苦手な傾向があるので、常に自分では意識しているつもりでも、気が付いていないこと・理解できていないことがあります。
そのことによって、場とずれたことを発言してしまったり、よかれと思って言ったことで人の気分を害してしまったり、現状から相手の気持ちを察することができないことがたまに起こり、人間関係の構築に影響を及ぼしていると思います。
複数人での会話についいていくことができない
以前から苦手だと思っていたのですが、複数人になると会話をすることにハードルが上がってしまいます。仕事でも遊びなどでも、何を会話しているのかを理解することで精いっぱいになり、丁度よく自分の意見を入れること、そうしながら人と仲良くなるきっかけを作ることは難しいです。
自閉スペクトラム症(ASD)の特性を専門の支援サイトで調べていたときに、「複数人の会話が苦手」「女子トークが難しい」などの例があり、自分と当てはめてすごく納得してしまいました。
まとめ
今回は
大人の発達障害。ASDは"人間関係”が苦手な4つの理由。
と題して私のことを踏まえてご紹介させていただきました。参考にしていただけると嬉しいです。
”人間関係”って「苦手」と聞くことが多いようには思います。
でも、発達障害ゆえに対応に困ること・処理できないことが多くて悩んできたり、人として問題があるように言われた経験のある私には、多くの方は年齢が上がるごとに表面上は上手に対処する・やり過ごす技術を習得しておられるように見えます。
年齢が上がってもなかなかできない、社会性がないようにみられるのは、私の場合は発達障害ゆえもあるのかもしれません。
最後に
発達障害がわかるまで、私はたくさん沢山悩んできました。
知り合いや友達、身近な人に相談しようとしても、自分自身で自分のことが理解できていなかったり、発達障害ゆえの対人関係の苦手さでできないこともありました。
生きていれば、身近な方には相談できないときもあったり、発達障害ゆえに相談できる人と常に繋がっていられないこともあるかと思います。
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